おねこさまのねこにっき~ぬこぬこ。ラテール編

オンラインゲーム。ラ・テールの日記です。

ちゃらりー

むかーしむかし
あるところに おねこさんとおねこさんがいました。
おねこさんは、はこAを10個
おねこさんは、はこBを8個開けました。

おねこさんは、シロップを5個
おねこさんは、シロップを3個手に入れました。

シロップなんて、ららら
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あなたじゃないの

ペットアビリティをしゃんしゃんしました。

S付きました。


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貴方じゃない。
気を取り直して別の子をしゃんしゃん。

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あなたでもない。

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……(●□●)

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お前でもない!!

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もう諦めた……

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短編小説:ただしイケメンに限る

「俺から離れるの禁止」

一度はいって見たいセリフ。

だけど。
このセリフ。
俺みたいな醜男が言えばどうなるか?
当然のことながら、気持ち悪がられる。

だから、言いたくても言えない。

こういうかっこいいセリフは、決まってこうなる。
決まってこう言われる。

「ただしイケメンに限る」

そんな世界だ。
俺ら醜い男は、何を言っても気持ち悪がられる。

肯定すれば、「童貞の夢ざまぁ!」
否定すれば、「童貞の僻み根性!」

なにを言っても避けられる。

なんなんだよ。

一体俺は、なにをした?

本当に腹がたつな。

そう思いながら今日も生きる。

雨が降る。

そりゃ、そうだろう?

だって今は6月。
6月の雨だ。

雨にも自分にも腹がたつ。

俺は、傘をさす。

目の前に綺麗な女の子が、立ち往生している。

傘を持ってないのか?

声をかけようとした。
知っている顔だからだ。
でも、なんていう?

「一緒に入る?」

ふざけるな。
これこそただしイケメンに限るだ。

俺は、無視してその場から離れようと距離を取る。

すると向こうから声をかけてきた。

「入れてくれないの?」

その声には悲しみが込められてきた。
でも、俺は固まるしかできない。

「別にいいよ」

女の子は、そういうとチャラそうな男の人に声をかける。

「傘に入れてー」

チャラそうな男は嬉しそうに笑っている。
まぁ、そうだよな。
あんな綺麗な人に声をかけられて嬉しくないわけない。
このあとホテルに行くとかゲスな考えしか浮かばない醜い俺。
顔がそこそこいけているイケメン。
どっちを選ぶかは、考えなくてもわかる。
でも、なんでだ?
女の子の顔が不安そうだ。
ちらちらこちらを見ている。
あぁ。
そんな顔をされたら。

「平野さん入る?」

なにを言ってるんだろう俺は。
怖がられる。
気持ち悪がられる。
今すぐ逃げたい。

そう思っていた。
すると、平野さんがほっとした顔で俺の方をみる。

「うん」

平野さんが、小さく笑う。
かわいい。
かわいい。
かわいすぎる。
その顔だけでご飯が食べれそうだ。

俺は舞い上がる気持ちを抑えながら平野さんに傘を差し出す。

チャラい男は、不満げに舌打ちするとその場を去る。

でも、俺の胸が張り裂けそうなくらい嬉しい。

俺は、平野さんが濡れないように傘を調整しながら歩く。
意外と難しい相合傘。
それでも俺は、この雨に感謝した。
このひとときを。
このしあわせを。
感じながら。

あっという間に平野さんのマンションにたどり着く。

何を隠そう俺のマンションは、平野さんの部屋のお隣さん。
見知った顔なのは、そのせい。
そして、職場も同じ。
この時点でなんかのフラグが立つんじゃないかと思うけど。
俺らブサイクな人間にはフラグはない。

「ありがとう」

平野さんが照れくさそうに笑う。

「うん」

俺も照れくさい。

すると平野さんの部屋から男の人が顔を出す。

「あ、エミ。おかえり」

その男の人は、イケメンだった。

「あ……」

平野さんの彼氏かな?

でも、それにしては表情が暗い。

梅雨の雨に隠れて彼女の目に涙も隠れる。

「平野さん?彼氏さんが待ってるよ?」

「うん」

平野さんが下唇を噛みしめる。

その彼氏は俺を見るなりすごい形相で、俺を睨みそして殴ってきた。

「あーくん!」

平野さんが、その男の腕を掴む。

すると俺は今更になって気づいた。
梅雨でも暑さの残るこの時期に長袖を着ていることに。
そして、その袖の奥にある火傷の跡。

「平野さんその火傷は?」

俺がそう聞くと平野さんは目に涙を浮かべる。

「お前には関係ないだろう?」

男がそう言った。

そして、再び俺を殴る。
何度も何度も。
目に映るのは、泣いている平野さん。
そして雨。
俺は無性に腹が立ったきた。
この暴力的な彼氏に?
いや、なにもできない自分にだ。

俺は、その男の顔を一発殴った。

男は驚いている。

多分、今まで誰かに殴られたことなどないのだろう。
男の顔は今にも泣きそうだ。

だから俺は大きな声でいった。

「もう、平野さんに近づくな!」

ここで、大きな声を出せば近所の人も顔を出すだろう。

喧嘩では勝てる気もしない。
でも、こうすれば近所の人も味方になったくれるかもしれない。
そう願いを託して。

すると案の定、近所の人が顔を出す。

「兄ちゃんどうした?」

少し強面のおっちゃんだ。
ヤクザかな?

そう思ったのは、俺だけではないようだ。
この男もそう感じたのか舌打ちすると部屋に戻った。
鍵を閉める音がした。

「えっと」

俺はなにをいっていいか困る。

「締め出しくらっちゃった」

平野さんが、悲しそうな声でいった。

服は濡れ、俺も平野さんもびちょびちょだ。

俺は、イケメンならなんていうか考えた。
引かれてもいい。
嫌われてもいい。
俺は言ってしまった。

「うちにくる?」

「え?」

平野さんが困っている。

「なにもしないから」

そういった。
安心してもらえるかな?

すると平野さんが笑顔でうなずいた。

「お世話になります」

そして、俺は部屋の中に招き入れた。

「シャワー浴びる?」

「え?」

平野さんが戸惑う。

「いや、風邪ひくとダメだから」

「あ、うん」

平野さんが、うなずく。

そして、平野さんがシャワーを浴びる音が響く。
俺は気を紛らわすためにテレビをつけた。
でも、シャワーの音が気になる。
溢れ出る欲望を抑えながら俺は、新しいジャージを洗面台に置いた。

そして、素早く去る。

それから、数十分後。

「ジャージありがとう」

平野さんの笑顔が眩しい。

「うんん」

俺は照れながら笑った。

「君もシャワーに入ったきたら?」

「うん」

俺はうなずいた。

そして、シャワーを浴びた。
なんだろう。
緊張する。

体を念入りに洗った。

シャワーから出る。

ベッドのうえで、平野さんが上目遣いで俺を見ている。

「してもいいよ?」

「え?」

俺は驚く。

「って私みたいな傷物いらないよね」

「そんなことないよ?」

「じゃ、貰ってくれる?」

「うん」

俺は、言葉の意味を理解しないでうなずいた。

「ありがとう」

平野さんが俺の唇にキスをした。

「ん?」

なにが起きたのかわからない。

ただ俺の初めてのキスは強引に。
そして、優しく奪われた。

でも、こういうのも悪くないなって思う。
もうどうにでもなれ。
そんないい加減な気持ちで平野さんの舌を絡めた。

甘い甘いキスを。

僕らはかわした。









そして、数日後。

「待ってー」

平野さんが嬉しそうに笑っている。
彼氏は、大家さんの立会いの元出ていってもらった。
日頃から暴力を受けていた。
それは、平野さんの体にある無数のタバコのあとを見ればわかる。

でも、平野さんが今。
笑っている。
ただそれだけで、俺は嬉しかった。


……おわり

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